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高校生活最後の勇気?-4 青春の条件?(1) [青春期]

高校を卒業して数ヶ月後のこと
私は、当時図書館に通っていた。
卒業して以来、
劇的な告白をしたあの子とも
一度もあっていなかった。

そのころ、
私は毎日図書館通いをしていた。

多くの人が集まる大広間で
1.5m位の幅で
何列にも横に並んでいるテーブルで
みんなと同じように勉強していた。

私は、ある事についての学習に熱中していた。
何か予感がしたのか?
ふと!頭を上げ、
あの没頭した直後の視点の定まらない目で
何気なく前に目を向けていた。

1~2秒はたっていただろうか?

目の前にE子がいるでは無いか !!?
彼女も何か向かいのテーブルで書き物をしていた。
私は心臓が止まりそうだった。

前にいる彼女はやや青ざめた感のある様相で、
それがいやに私には白く美しく見えた。

私の思いが彼女に伝わったのか?
と思った。

しかし、それは思い過ごしであった。
少したってから、見知らぬ青年が彼女のそばに
近づいてきた。

そして、何かを告げると
彼女もうなずいて、
すぐ後を追うように席を立った。
私にはまだ事態の深刻さを実感していなかった。
(続く)


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