SSブログ

子育てを振り返って Ⅵ [育児のあり方は?]

放任と自立の違いについて

言葉は違いますが,
実際上はよく似た現象が起こりますので、
もう少し掘り下げておきたいと思います。

共に共通することは
子供が共に、
親の手元から離れていることでは
共通して居るんですね。

違いは、
自立とは、それ相応に、
子供がしっかり自分の足で立っている事ですね。

それに対して、
放任は経済的にはともかく、
精神的にふらついているにもかかわらず、

それ相応の精神的援助を
その子に与えてあげないか、

もしくは希望は有っても、
何らかの物理的条件の元で
それが不可能になっている状態だと思います。

更に、
放任は、
大人としての自立まで、
必ずしも恒常的なものではなく、
環境の変化で放任であったり、
そうでない場合(親の保護下にある状態)とか
交互に来るものでしょう。

部分的には、
放任とまで行かなくても、
子供が自分で解決しようと
意識的に努力しているとき、
又その意志が有るときは、
構い過ぎずに、
そっと見守ることも必要となるでしょう。

大きくなるにつれて、
長期にわたって
放任とあまり変わらない状態が
出現する場合もあり得るでしょうね。

それは、
相対的に
子供達がそれ相応に、
実力を持ってきている証でも有ります。

こういう状態は
有る意味で、
放任とは言わないかもしれません。
それをかまえば、
過保護と言うかもしれません。

でも、油断はできません。
我が子を信頼して、
そっと見守っておく必要が有ります。

まだ、
どんな失敗をしでかすか判りませんからね。


nice!(5)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 5

コメント 11

四季具留目

自立と放任っていざ直面すると難しいですよね。
うちは、子供4人。まだ完全に自立している子はいませんね。今もすねをかじられています。親としては心配な面もあって、なかなか突き放せません。こういう時代ですから・・・。
by 四季具留目 (2006-04-25 06:53) 

tsubame_diary

こんにちは。
自立する時って親ってどんな気持ちになるのでしょうかね。
それを無理に構うとダメなんでしょうが、大体の親が構う気がします。
by tsubame_diary (2006-04-25 18:28) 

m_kikuchi

春雨羅樂さん、おはようございます。
どんなに大きくなっても、いざ、自立した。
だから突き放そう(放任?&自立の能力を認める?)と
思ってもなかなかできないものですね。

実際、実行してみないと判らないことがたくさん有りますね。
大学生、大学院生担っても経済的に自立しているとは
限りませんしね。
by m_kikuchi (2006-04-26 11:17) 

m_kikuchi

tubameさん、
おはようございます。
その通りですね。
例えば、さあ、自立したから娘が家を出るというと、
心配なあまり反対する親も居ます。

好きな人ができたから結婚しますと聞くと、
慌てて反対する親も居ます。

でもそれもコミュニケーションとしては大事だと思います。
結局は実行させてみなければ判らないのですが、一応反対し、
いろいろやり取りする中で、
どの程度子供達が物事を深く考えているか、
どの程度大人として成熟した考えを
持っているかが判ってきます。

日々日常的に話し合っていないとそういうことは
なかなか判らないですね。

とにかく判断の基準を親なりに持っていることが
(自立しているかどうかの基準)有る程度必要かもしれません。
それ以前に親が子離れしていない場合も有ります。
親も寂しくなりますからね~♪
by m_kikuchi (2006-04-26 11:29) 

こんにちは。
放任と自立は言葉では分けやすいですね~。でも実際は紙一重である部分が大きく難しい。特に立場の違い、他人、親、教師、、、で見る目が違っていたり。
今まで、こういう二つについて考えたことはなかったです。わたくし自身、はっきり区別を付けているつもりでしたから。ただ放任と過保護については友人とよく語りましたね。
自立って、大人になった時と捉えるものですか?わたくしは違うように思います。三歳は三歳なりの自立があるし、中学生らしい自立。また大学生らしい自立も。だって一足飛びに自立するなんておかしいですよ。ただ経済的には、働きだすか否かではっきり時期がありますね。
↑で、親が子供から精神的に自立できていないって、ありますね。結婚するまで思ってもいませんでした。わたくしの親はそんな人間ではなかったから。
by (2006-04-28 10:38) 

silver

はじめまして、私のブログへコメントありがとうございます。
「子育てを振り返って」 読ませていただきました。
とても考えさせられました。
私も一応母親をしておりますが葛藤の毎日です。
それでも、自分の行動に責任を持つ人間になってほしいと、自分で考えて自分で行動できる人間になってほしいと思いながら会話をしています。
by silver (2006-04-28 14:25) 

m_kikuchi

mimimomoさん、

確かに言葉だけで自立を考えると
おかしいことになりますね。

この場合の自立とは、
人の一生の中での精神的・経済的側面の両面の自立が
主眼点になると思います。

小さく又人生を細かく刻んで考えていくと、
個々の局面で社会や親 

(親や社会に依存する面が全面に出てくるか、自分でできるだけ自主的に責任と義務を果たしていく面がより強く出てくるかどうかの違いが有るでしょう。でも各個人差が有りますね) 

の元から完全に離脱するまでに、
個々人の目指すもの、目標、レベルの
相対的な違い或いは基準によっても,

より自主的自覚的か、
或いは自立(精神的&経済的)しているか、
親や社会に相対的に依存しているか、

その判断は違ったものになるでしょうね。
by m_kikuchi (2006-04-29 14:55) 

m_kikuchi

silverさんこんにちは。
そうですね。
日々を、子供達が自分の行動に
責任と自覚を持って行動できているかどうか、
そういう気持ちで子供達と接したり、
見守ってあげているかどうかが
とても大切な事でしょうね。そういう親のひたむきな
気持ちは子供達に必ず伝わると思いますね。
by m_kikuchi (2006-04-29 15:05) 

先日、友人に言われました。
親がしっかりし過ぎていても 子供が駄目になる場合があると。
その友人が そうだったらしいのです。
私は友人の母にそっくりだ、だから私の娘の気持ちも良く理解できると・・・
良い意味と 悪い意味が 込められていて大変反省しました。
更に あすなろうさんの言葉にハッ!
16の娘ですが もっと信じてやり 甘やかしてやろうと 改めて思いました。
ありがとうございます。。。
by (2006-05-12 00:30) 

m_kikuchi

masiaさん、minimomoさんが仰るように「紙一重である部分が大きく難しい。特に立場の違い、他人、親、教師、、、で見る目が違っていたり」して、特に親子と他人では自立という状態に対する密度、深さ、重さに対する理解がだいぶ違いますね。
従って子供さんの志向するものを如何に理解するか(否定的、肯定的、ありのまま)?も微妙に違います。
やはり生まれたときから知っている親(或いは本人を最もよく知っている人)の自立して居るかどうかの判断が、子供に一番影響する(反発するにせよ、受け入れるにせよ)でしょうね。
ただ、なんにせよやり遂げようとするものに対する強い意志が育つか否か、或いは喜怒哀楽の感情などは、一番近い人の影響を強く受けるのは避けがたいような気がします。
by m_kikuchi (2006-05-20 11:42) 

m_kikuchi

masiraさん、

子供が一人前になる頃に、一人旅をしたいとか、一人でアパートに住み自炊をしてみたいとか、言うとき、親はそれはわがままだとか、自分の思うようにする事をのぞむのは甘えている、と思うのは至極自然な成り行きだと思います。

 でも、子供にとっては自分で何でも思うようにしてみたいとは思っていても実際は凄く緊張していると思います。でもそれをやりきることにやりがいや、生き甲斐を感じるのだと思います。

 しっかりしている親から見ると、とても頼りなくて見ておれないと思うのかもしれませんね。でも、それは子供にとっては成長し自立していくうえでは、遅かれ早かれ避けられないハードルなんでしょうね。
by m_kikuchi (2006-05-27 21:52) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

子育てを振り返って Ⅴお知らせ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。