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子育てを振り返って Ⅴ [育児のあり方は?]

5、 社会的条件とは?

今の時代は、
夫婦そろっていても、
なかなか子供の教育・躾の問題になると難題が続出します。
特に片親が衣食住という生存の根本に
長時間張り付けになるなることも珍しくないからです。

そういうとき勢い、
子供は放任という状態に陥ってしまいます。

そこには親の教育能力の問題も確かにありますが、
時間やお金の欠乏は物理的問題であり、

家庭においては、
それを生み出すプロセスにおいて、
まさにそのことによって
精神的充足が損なわれます。

結果的に、
物質的充足と精神的充足は反比例しています。

これをどう補っていくかは、
未来を背負う子供達の役割という意味において、
社会問題でもあります。

時に例外もあるようです。
親から精神的充足が与えられなくても
親の立場からは放任であっても
子供の立場からは、
それは社会へ羽ばたく機会であることも…。

その様なたくましさを非凡なほど
内面に持ち合わせている子供達も居ます。

ただそれは、
すべての子供達に当てはまることではないようです。

親にとっての放任は
子供自身にとってはそれは

たくましさ、前向きさが備わっていることによって
自立の道を目指していることもあれば、

自立心がまだ備わっていないため
人生の挫折や敗北の道を目指していることも有るようです。

国の未来はこうやって育てられた子供達の未来でも有るからです。


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tsubame_diary

あすなろうさん、こんばんは。
私は片親で育ちましたが、親がああだったせいか物質的な充足は無く、
精神的な充足も無かったです。はっきり言っちゃいますが。(笑)
それが今はかえってよかったのかなと思う時があります。
物が無いから自分でどうにかしょうと考えたり、働いたり、我慢したり
試行錯誤して成人する前に親から離れました。
精神的な自立には時間がかかりましたが、経済的な自立にはそんなに
困らなかったです。
それは自分でどうにかして来た結果だと思います。
>物質的充足と精神的充足は反比例しています。
物はあって、愛情は不足すると言う事は結果親から離れられないと
言う事ですよね。
そうすると外の世界で自分を試す事も、自分の家族を作る事も諦めて
しまうのかなと思いました。
結果、放任するならとことん放任して自立させるのがまた違う親の愛情
なんでしょうか?
記事内容とズレちゃいました、すいません。<(_ _)>
by tsubame_diary (2006-04-15 21:12) 

四季具留目

始めまして。
私のブログにお出で頂きありがとうございました。私はすでに子育てはほぼ終わっていますが、私の失敗の経験を元にして書いておりますので、これからもお読みいただければ幸いです。
また、ゆっくりとおじゃまさせていただきます。
by 四季具留目 (2006-04-16 21:18) 

m_kikuchi

春雨羅樂さん、こんにちはわざわざお越し頂いてありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。いろいろと私にとっても為になることがたくさんありますので、これからもちょくちょく訪問させて頂こうと思っています。
by m_kikuchi (2006-04-17 14:45) 

四季具留目

こちらこそよろしくお願いします。
by 四季具留目 (2006-04-23 20:43) 

まる

こんばんは。お久しぶりです。コメントありがとうございました。
「子育てを振り返ってシリーズ」ひととおり読ませていただき、お話したいことが
山ほどあり、書いては消し、書いては消し・・・結局自分のブログで
おもうことを書こうと思いました(笑)。

平和な時代に育った私たち親は今、本当に真剣に子供の未来を考えなくては
いけないと思います。
by まる (2006-04-24 21:04) 

m_kikuchi

まるさん、こんばんは~♪
コメントありがとうございます。
子育てはホントに大変な作業だと思います。
生身の一人の人格をこの世に無事送り出すのですから、
生半可ではいけませんよね。ほっといても育つとは言いますが、
失敗は許されませんからね。特に最近はごく普通の子供が
取り返しのつかないような犯罪を犯すことが有ります。運が悪かったでは
当事者にとっては済みませんからねえ~!
by m_kikuchi (2006-04-24 22:58) 

m_kikuchi

tubameさん、
こんにちは、久しぶりですね。

「放任するならとことん放任して自立させるのがまた違う親の愛情?」とはちょっと、意味が違うのですがそのようにもとられかねないですね。

 それは時期によって違ってくると思います。小学生くらいまではほっておけないですよね。中学生くらいからですか?精神的に自立しょうと思い始めるのは、反抗期もその一つですよね。

 個人差は有るのですが、全くの放任に等しいのは、やはり結婚し子供を持った頃からでしょうか?

 親は普通、青年時代の子供達に細かいことでかまわなくなりますね。普通それを完全な自立であり、親からの独立したというと思います。

 問題は、17,8~24,5歳頃の男女に自分で稼いで、いろいろな社会的問題を親や大人の力を借りないで、てきぱきと解決していけるように、育て上げているかどうかなのですね。

 逆に考えると、もし小学生から放任では、多分礼儀作法や倫理道徳など知らずに育ち、体だけは大人になり、心身がアンバランスなままに育ってしまうでしょうね。

 人間以外の動物界でも、巣立ちの時期というものが有って、その時期になると餌を簡単に渡さず遠くから見せびらかせて、そこへ飛んでくることをせき立てますね。

ようやく来ると又離れたところに飛んでいき、巣立ちの訓練らしき事をやっているのを観察されたことが有ると思うのですが、そういうことですね。

 人の場合は知恵があるので、必ずしも親が直接しなくても見よう見まねで周りの人に学びながら自然に立派な大人に成長されることもあると思います。ただ、ゆがんで育つというようなリスクは高くなると思いますね。

ちょっと、難しい問題なので補足しておきますと、精神的にも物質的にも欠乏だらけの戦後のように、周りの環境全部が欠乏しているときは、お互いに助け合う精神が周りの環境に強く働きますので、子供達は精神的にはむしろ健康に育つようです。温かく見守ってくれるのですね。

大人達が結束して子供達を護ろうとするし教育・躾を親代わりにしてくれます。だから環境が前向きの志向で有れば大丈夫でしょう。問題はそこからはみ出している場合です。

例えは悪いのですがオオカミはオオカミの子を育てます。それは人であってもオオカミとしてしか育てられない様です。これはインドで実際に有ったお話です。聞かれたことが有るかもしれませんね。

条件が悪くても、成長過程が人間志向で有れば例えそれが茨の道であっても、目指すものが揺るがない限りにおいては、その人は遅かれ早かれ立派な大人に育つに違い有りません。

今日のような核家族化した社会ではそれが確率的に難しくなっているような気がします。それに子供達もゲームお宅、pcお宅、無線お宅と一日中一人ぽっちが多くなると確率的にリスクが大きくなるような気がします。
by m_kikuchi (2006-04-25 23:04) 

m_kikuchi

”あの遠い夏の思いで”さん
minimomoさん、
niceありがとうございます。
by m_kikuchi (2006-04-29 15:18) 

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