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平和の尊さを祈念する [徒然所感]

8月15日は、終戦記念日でした。
小泉首相はあれほど反対されていたにも
関わらず、靖国参拝を強行されました。

よく右派から、
参拝を”外国から言われて
どうするというような問題ではない”。
”内政干渉”。という論拠があります。
確かに内政について干渉して欲しくありません。

しかしでは、
靖国を参拝することは、国民の総意でしょうか?
靖国は、戦前の思想を引きずり、
今も、A級戦犯を英霊として祭っています。
思想的には第二次大戦を肯定しているのです。

国家として考えるなら、
戦前の国家は大日本帝国憲法下の国家です。
今の日本は日本国憲法下の日本です。

そこでは明らかに、
第9条の元では
靖国思想(A級戦犯を英霊として祭る)は
今日の日本国憲法とは相容れない思想でしょう。
そこに、
日本国憲法下の機関としての内閣総理大臣が
例え個人としても、
参拝することは
日本国憲法を代表する又国家の代表としての立場を
放棄するものではないでしょうか?

又、先日富田メモが公表されましたが、
そこでは
昭和天皇は、A級戦犯を祭るようになってからは
参拝をなされなくなったとのことですが、
天皇の平和への決意の深さとして敬意を表し、
極めて尊重すべきことと思います。

戦後の新たな国家としての出発点に立って
国民の統合の象徴であった天皇の意志を尊重するなら
当然個人としても、
公に立つ人(特別国家公務員の立場)は
それを尊重して引き継ぐことが国民の代表たる人の
なすべきことだったのではないでしょうか?

300万人の死者は、
戦争への道を賛美する様なA級戦犯を、
英霊としているような立場の人々を、
世に押し出すことを、
決して望まれてはいないでしょう。

”喉元過ぎれば熱さ忘れる”というような愚を
二度と犯してはならないでしょう。

近年、
自殺(8年連続3万人を越えている)、
犯罪(青少年の殺人など凶悪犯罪)、
非行、等が非常に増加しているようです。

すなわち、
人を大事にしない風潮が蔓延しているようなだけに
戦争がいつ何時勃発するかもしれないということを
甘く見てはならないでしょう。


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