SSブログ

虐めと死への考察-1 [教育時事]

①虐めと自殺は別のもの

いじめと自殺は
同じ動機からなっているかというと
全く違った動機から成り立っています。

いじめは、
自殺することを望んで、
虐めているからでは無いからです。

②虐めは様々

ただ、
いじめは様々なものがあります。

ちょっとした、
からかい程度のものから、
もう相手が死んでしまいたいと思うほど
辱めを受けた、と思う
(主観の違いで思い方に個人差がある)
ほどのことまで、
様々です。

ただ、
それを、如何様に受け止めるかは
本人の受け止め方次第です。

③受け止める側の
 受け止め方次第

1.一寸したことも続けない

ちょっとしたからかい程度でも、
毎日続けば、
だんだんそれは重くなっていきます。

2.決まった人に
 固定しない!

何故、
自分だけが?
と思うようになれば、
本人の悩みは深くなります。

④誰でも抵抗心は
 持っている!

また、虐めに対して、
自分が抵抗力が有り、
負けまいとしているときは、
絶望とか死まで考えたりしないはずです。

⑤第三者の力に
 要注意!

問題は
そこに第三の力が加わったときです。

大人が、

親が

あるいは先生が、

誤って判断を下したときです。

そこでは、
正確に判断することが求められるのですが、
虐められている子に取って、
藁をもつかむ思いなのに、
反対の判断、
間違った判断を下されたとき、

相手の側に大人達が加わったとき
ガクッとくるのですね。

目の前が
真っ白になる場合が有ります。
その瞬間が危ないと思います。

⑥子供達の行き詰まり感は
 いずれ変化する

 1.気長に構える
  習慣をつくる

本来は、
冷静に考えれば、

誤り、
不正義の判断は
そんなに長くは続かないのですが、

あまり経験のない子供達にとっては、
長期に構える、
おおらかに時期を待つとかいう
判断ができない場合が有るようです。

 2.行き詰まりは
 必ず行き詰まりでなくなる

周りの環境の変化は何でもそうなのですが、
変わっていくんですね。

いうなら多くの人々で構成する社会は、
多くの考え、判断、意志で構成され、
行動がその構成単位で変化していき、
それが必ずしも最初から最後まで、
同じ判断に立つわけではないということを
知っておくのも自らを失望や絶望から救う上で
極めて大切なことだと思います。

世論調査などその典型ですね。
特に政治の世界は変動が有ります。

アメリカのブッシュ政権のイラク政策は
一時は70%以上支持されていたことが有りました。
その世論が今は30%以下にまで下がっているんですね。

そこでは最初は、反対でもすれば
殴られる、村八分になる、
というようなことが当たり前のような状況でも、
長い目で見れば変わっていくんですね。
今では、様々な誤りが明らかになり
立場は国民の中では逆転してしまっています。

⑦虐めの動機は空気のように
 何処にでも転がっている

このようなことが
子供の世界でも
動機は違っていても、
いくらでも
転がっているということです。

虐めたり、
虐められたりの動機は

同じ動機でも

時間がたてば、
虐められている動機が

下手すれば
虐める動機に
転化してしまう場合もあります。
子供達一人一人は
日々成長しています。
判断力は急速に養われていき、
勇気ある子は止めに入る子も出てきます。

健全な子供達がいつの間にか多数になり、
虐める子が少数になっていきます。

私の子供の頃の経験でも、
実際あったことです。
表面は子供達の雰囲気は一見穏やかなように
変わっていくことが多いようです。

そういうことも含めて、
観察し考察し、問題解決を図ることが
極めて重要です。

またこの場合、
子供達の周りの大人達の環境も要注意です。
大人の縦社会の矛盾がストレスになって
子供達のイライラとなり反映している場合があり、
そういう背景から、
社会的責任として
改善が求められている場合があります。









nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 3

iruka

報道で、いじめや自殺が社会問題になっています。
このようなメッセージを発信され、ありがたく思います。
今の子供は、おちこぼれること自体が、許されない
時代かなって、思えたりします。
人により何時成果が現れるかわかりません。
早く成果をだす人もいれば、時間が掛かる人
それが個性です。
よく 死体を子供にみせなさいと言います。
それにより、死とは何かを体験させることも重要だと
言った人がいます。
その言葉が今も忘れることが、できません。
by iruka (2006-11-26 00:31) 

m_kikuchi

irukaさん、
 確かにそのようなケースが有りますね。
 今の子供達はゲーム機世代なので、戦争でもその動機などあまり深く考えずに、勝ち負けだけにこだわり、ゲームを楽しんでいます。
 同じように、現代の戦争はコンピューターのディスプレイ上で、ゲームを操るように、現実の人々が簡単に強力なミサイルや銃弾でばたばたと殺されていく様子があっという間に茶の間に、世界中に伝わります。
 ゲームの様な放映・報道の中で、命の重さが、その重さに相応しく伝わるのでしょうかねえ?そういう中で、動機が不純な戦争に対する評価などが、本当に人の心の中で判断できるのでしょうか?
 現実にはだんだん、そういう問いかけが、できなくなっている人が一部で増えてきているような気がしています。
by m_kikuchi (2006-12-03 21:40) 

NO NAME

今と昔の虐めは違ってるのかな?とも思いますが・・・。(苦笑)確かに現代でニュースで「自殺」をして虐めが発覚されていますが、昔もあったと思います。ニュースにされるのは、いいこと?なのかもしれませんが・・。
いいことだって思うのは、そのことを知って学校や生徒も敏感になることくらいかもしれませんが、多少は虐めが収まるかもしれないという点です。
虐められて反撃出来る子なら問題は解決出来る可能性は秘めています。
けれど、反撃出来ずにいる子は変らないでしょう。 
我慢するか、それとも・・・・。選択は色々ありますが、何故虐められてるのだろう?と疑問を抱いている子はいっぱいいます。
そこで自分でも解決出来ない人(相談出来ない人)は押しつぶされてしまうのです。 
まぁやってみて結果は保証出来ませんが・・(汗) 虐められた場合反撃して下さい。殴りかかってもOKですw 怪我させない程度にねww
もしそれも出来ない場合は・・・親や先生など身近な人物に相談してみてください。出来ない場合は他力本願でいいので児童相談所って手もあります。できる限りでいいので、相談して見つけた答えが出るまで我慢して下さい。 
けれど「自殺」だけは考えないで・・・学校行くことで虐められるなら不登校でもいいから生きて下さい。
きっと未来には「いいこと」が待ってますから^^
by NO NAME (2007-03-03 05:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。